2023延辺日本人会ニュース01号

延辺日本人会会員及び関係者の皆様へ

２０２３年が始まり、一ヶ月が過ぎました。
皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します。
中国や韓国では、旧暦でお正月を祝います。今年は１月２２日が春節でした。
新しい年、皆様のご健康と事業の発展をお祈りいたします！
（事務局）

■延辺の気候
今日は２月１０日（金）旧暦で１月２０日です。最高気温０度、最低気温－７度で、気候は少しずつ暖かくなって来ています。春節以降２－３回雪も降りました。今年は旧暦で２月が閏月になります。（事務局）

■行事
●２０２３年１月３１日（火）駐瀋陽日本総領事館の「新年賀詞交換会」
延辺日本人会から２名出席しました。

 

●２０２３年４月９日（日）延辺日本人会定期懇親会を予定しています。
詳細はお決まり次第お伝え致します。

■延辺ニュース

１．昨年１２月からゼロコロナ政策が緩和されたことにより、延辺でもコロナ感染者が増え続けていて１月の初旬ごろにピークを迎え、年寄りの死亡者も多かったのですが、そのあとは減り始めて春節までには落ち着いた状態で、人と会うたびに＜羊（陽）了嗎＞＝（コロナにかかりましたか）が挨拶で＜羊（陽）康了＞＝（かかりましたけど、もう治りました）が返事でした。春節前までにかかった人が８割以上で主流を占めていて治ると堂々と街に出かける一方、逆にコロナにかかっていない人のほうが仲間外れで家に閉じこもる感じでした。

２．今年中国の春節は久々にコロナ発生前と同じく帰省する人や旅行に出かける人が大幅に増えました。三年間の我慢が一気に爆発する雰囲気でした。大晦日には例年と同じく花火や爆竹で賑やかでした。旧暦で１月１５日、陽暦で２月５日は元宵節で延辺の各市と県で盛大な花火大会が行われました。

 

３．中国中央テレビでも延辺観光について数回報道しましたが、延辺朝鮮族自治州の州府である延吉市は、独特な地域風土と民俗文化を基に多くの観光客を誘致し、今年は春節休みの間だけで訪問客が８９万名で観光収入１４．８億元に達し、例年に比べて２７０％成長しました。

４延吉見所
①＜延吉市中国朝鮮族海蘭江民俗園＞
延吉帽子山麓に位置し、２０１２年９月２日に正式オープンしました。敷地内には伝統飲食体験区・伝統民宿区・百年古宅体験区・伝統体育演芸区・伝統文化展示区などがありますが、今年の春節は韓国観光に出かけない代わりに、延吉の海蘭江民俗風情園を訪ね、朝鮮族伝統民族衣装で記念写真を撮る若者が多かったです。
民族衣装・化粧・髪型・撮影のセットメニューで５００元～１０００元ですが、爆発的な人気を集めています。

②延辺大学城ビル
延辺大学正門前に＜大学城＞というビルがありますが、朝鮮語・中国語で書かれた店の看板がずらりと並んでいて、延辺ならではの新鮮で独特な地域文化を感じさせる場所で、延吉に着いたら、先ずここで記念写真を撮ります。

③延吉河＜水上朝市＞
今年の春節休みの間、延吉朝市場は外地からの観光客で大変賑わっていました。朝鮮族風の手打ち餅を売っている店のおばさんは一週間で２か月の売り上げを上げたと大喜びでした。

④延吉西市場
延吉西市場は中国中央テレビの春節番組に数回紹介されています。５階建てのビルで、一階は食品、二階と三階は服装と靴、四階は文房具と高麗人参などの特産品、五階は家具と美食城になっています。そのうち、一階の食品売り場が一番人気を集めています。延辺ならではの打ち立ての餅、もち米の腸詰、米酒（マッコリ）、干し鱈、コチュジャン、キムチ、味噌は大人気です。

５．延辺の一番の魅力は何といってもやはり飲食文化でしょう。羊の串焼き、韓国式焼肉、石焼ビビンバ、鉄板豆腐、サムゲタン、味噌汁、ジャガイモチヂミなどは延辺の代表的な名物です。

６．琿春市の三か国国境である防川観光地も１月９日から開放され観光できるようになりました。防川までの移動途中に国境警備検問所がありますが、パスポートを所持している外国人に対しては身元確認を行います。琿春市に東北亜国際商品城ができましたが、ロシア商品をはじめ、日本、韓国、北朝鮮の特産品が販売されていて、見るだけで楽しいですので琿春を訪ねる際には是非お立ち寄りください。

■為替レート
日本円と人民元の交換レート：１万円＝５０２．０６元（２月１０日中国銀行）
韓国ウォン：１万ウォン＝５１．７０元（２月１０日中国銀行）
ロシアルーブル：１０００ルーブル＝８４．４０元（２月１０日中国銀行）
ドル：１００ＵＳＤ＝６７３．３５元（２月１０日中国銀行）