延辺日本人会会員及び関係者の皆様へ
新型コロナウイルスによる影響で、大変な状況ではございますが、会員の皆様をはじめご一同様はお変わりなくお過ごしでしょうか。
国内・国外との移動並びに企業活動等に大きな影響があったことと案じております。
延辺日本人会においても、コロナ禍の影響で充分な活動が出来なかった事が何よりも残念です。
中国国内では、新型コロナウイルス対応で、「ゼロコロナ政策」を推進している中、年末には各地での「ゼロコロナ政策」に対する反発もあり、政府は「ゼロコロナ政策緩和」に舵を切りました。
ゼロコロナ政策が緩和されたことにより、新たな問題も発生しました。
以下、延辺の近況をお伝え致します。
1.最近、延辺ではPCR検査は義務つけられておらず、病院に入るときも陰性証明が必要ありません。ただ、入院時には必要としています。
2.感染を警戒し、外出を控えています。
最近は緩和前よりも厳しく、店を訪ねるお客さんが激減し、立ち直る気配が見えないなか、営業を中断する店が増えています。
3.発熱や咳等、風邪かコロナか不明ですが、体調を悪くする人が急増しています。
それに伴い、救急搬送される人もかなり増加していて、病院へ行っても長蛇の列、何時間も待たされる不安な状態です。
医療関係者は自分が感染しても、診療を続けるようにと指示を受けているそうです。
4.薬局などで、風邪薬は売っていますが、解熱剤、抗原検査キット等は在庫切れで、なかなか手に入らない状態です。
中国では、日本のパブロンゴールド風邪薬やEV痛み止め・解熱剤は大人気です。
5.皆さんはウィチャットや電話などを通じて、随時にお互いの感染情況について話し合ったり、リアルで情報交換しています。
周りには毎日のように新規感染者が急増中です。
6.デリバリを頼んでも配達員が足りなくて、普段より倍時間かかったり、料金も高くなっています。
物流にも影響が出て、通常より所要時間が長くなっています。
7.病欠等により人員不足で、企業活動も影響を受けています。学校は11月半ばから既にオンライン授業に切り替わっています。
8.老人ホームでは看病人が感染などで欠勤が増え、施設から家族に迎えにきてほしいと連絡が来るそうです。
9.新たなワクチン接種も進んでなく、当分は不安な状態が続きそうです。
現段階では、早期改善の目処が見えてきません。
少なくとも、春節までには落ち着いた状況になってくれる事を期待します。
このような状況が一日でも早く終息へ向かいます事と、皆様のご健康をお祈り申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
良いお年をお迎えください~~!!
以上
延辺日本人会事務局