【メールマガジンの発行にあたって】

 

この度、NEANET(NPO法人北東アジア輸送回廊ネットワーク)は、メールマガジンを発行することになりました。

無料のメルマガでは、北東アジア問題のスペシャリスト達が極秘情報を読者の皆様だけにお届けします。

日本海は従来の物流・人流を支える国際フェリーネットワーク及び日本海横断フェリーの実現により「交流の海」となることが期待されます。

 

 

2012年7月吉日

 

延辺日中文化交流センター 日本事務局代表

齊藤 靖

 

日本海を中心とした海洋情報を無料でお届けします。

 

BACK NUMBER

 

第十一号 青島での13年を振り返って
森豪利(中国山東省青島在住)

 

第十号 日本の鮎から世界の鮎へ

杉本雅俊(元・延辺大学留学生、滋賀県彦根市在住)

 

第九号 草原への旅

花田麿公(NEANET会長)

 

第八号 戦中、わたしのひいばあさんが満州の延吉におりまして・・・
黒豆岳史(ライター、イラストレーター)

 

第七号 青い海を求めて 豆満江開発の現状とその未来

李虎男(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員)
 

第六号 図們江(豆満江)の水質汚染問題

足立英夫(NPO法人北東アジア輸送回廊ネットワーク事務局長)
 

第五号 日本海時代 七十七年前の熱気といま

堀田幸裕(霞山会研究員)


第四号 日本海を渡った標木のミステリー

金光林(新潟産業大学教授)
 

第三号 延辺地区と台湾/延辺の印象

村山文夫(小島衣料(琿春)服装有限公司常務副総経理)
山本忠士(吉林師範大学東亜研究所教授)

 

第二号 蘇る日本海

平井敏晴(日韓文化研究家・フリーライター・翻訳家)
 

創刊号 読者の皆様へ

三橋郁雄(NPO法人北東アジア輸送回廊ネットワーク理事)

 


北東アジアは日本のフロンティア

 

 

斉藤さんの発案で北東アジアのメールマガジンを出すこととしました。私が最初の発信者になります。北東アジアは日本のフロンティアということを述べます。

北東アジアは貧しい暗いイメージがあります。日本海は従来より貧困と緊張の海と言われてきました。日本海側は裏日本と呼ばれ、元気で陽気な太平洋側と比べると、まさしくそんな感じがします。


しかし実際は全く異なります。日本海側は海が澄み、多くの海産物に恵まれ、冬の雪はたとえようがないほど美しく季節感あふれています。日本の本来の財産・四季の変化に恵まれた豊かな地域です。東京、大阪の多くの若者が透明な日本海の夏の海水浴を楽しみにしています。日本で世帯収入が一番多い地域は北陸です。生活はゆとりがあり、のんびりしています。


対岸は韓国、中国東北部、ロシア、北朝鮮です。韓国は世界に向かって活動を広げており、ついに世銀総裁と国連事務総長のポストを韓国人が占めるまでに至っています。日本の多くの都市は今、韓国の仁川空港経由世界各地と結ばれ、また釜山経由国際貿易をやり取りしています。元気そのものです。


中国東北部は昔の満州です。中国の南から上がってきた経済成長力がこの地域をも、かつぎあげようとしています。とにかく広く人口が大きいので、しかも戦争がこの何十年と起こっていませんので、毎年毎年の富の蓄積が着実に進んでおり、どんどん豊かになっております。多くの人がマイカーを所有する時代に入りつつあります。物がどんどん売れる時代に入っております。


ロシアはこの1−2年でウラジオストクは見間違えるくらい、変貌しました。見苦しく汚れた貧相な町が、気高い欧州の町へ変化しました。その激変ぶりで、ロシアを見直す人が増えています。確かに、そういう観点から見ると、ロシアはすごいと言えます。日本は戦後70年になるのに、未だ隣国との国境問題を一つも解決できていませんが、ロシアは中国との国境問題を100%解決してしまいました。これは並外れた国際能力があることを意味します。


問題は北朝鮮です。どうなっていくのでしょうか。すごい殺し文句で韓国、我が国を威嚇しています。そのくせ、国民は極貧の中にいます。しかし北朝鮮もすごい国です。彼らは自らの国を極楽と言います。その昔、日本は攘夷を唱え、韓国は西欧人を禽獣と言ってましたが、そのような時代錯誤がまだ残っています。しかし、北朝鮮人民は今年から新しいリーダーを得たのですから、必ずや良識ある国民になります。喧嘩腰では仲間はずれされるだけだし、逆に周辺国と協調できれば必ず豊かになれますから、その方向に軌道修正するのは必然です。


このように日本の隣人たちは様々な経済発展段階においてですが、活発に積極的に動いております。日本にも大きなインパクトを与えており、日本の将来に甚大な影響を与えることは言うまでもありません。隣国も日本から強いインパクトを受けており、特にしぶとくまじめで平和を愛し豊かになってきた日本のプロセス(戦後の歴史)は、中国、ロシアに大きな影響を与え、結果として、無血革命で市場経済を実現させ、現代まで導いてきたと言ってよいでしょう。日本は戦争放棄した結果、何と大陸部に同じ経済体制の国々・同じ考えの仲間たちの国を誕生させたと言ってよろしいのです。こうして現代は、北朝鮮を除くと、北東アジアの国々は相互に貿易を大いに拡大させ、どんどん富を産みだし、生活水準を向上させているのです。ここまで交流が進み、強いインパクトを及ぼしあう関係になると、もう外国とは言えません。アフリカや中近東の国と同じ扱いではいられません。その意味で我々はこの隣人たちを準国内と呼んでいます。


北東アジアは準国内です。こう考えたら、国境の壁をもっと低くしてもよろしいのではないかと思います。壁が低くなると、各国の文化や経済の交流が拡大します。新しい富の創造が可能になります。混ざることから、新しい発見とアイデアが生まれ、時代を切り開くエネルギーが創造されます。北朝鮮も威嚇の根源の核を放棄して、自然と仲間に入りたいと思うようになるでしょう。北東アジアは今ちょうどその入り口付近にきております。北東アジアを外国でなく、準国内として認識するとき、新しい仕事のチャンスが山のように見つかります。日本がこれからますます豊かで楽しい時代になっていくためには、この視点と切り口が必要と考えています。少子高齢化問題もこれで解決です。北東アジアは新しい日本を切り開いていくフロンティアなのです。

 

NPO法人北東アジア輸送回廊ネットワーク(NEANET)

理事 企画委員長 

 

三橋 郁雄

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